山形を中心とした東北地方では、知らない人はいないと言っても過言ではないポピュラーなお菓子「オランダせんべい」。こだわりの製法で作られたパリッとした食感と絶妙な塩加減は、一口食べればやみつきになる味わいです。
年間生産2億枚! 60年以上も愛される山形のソウルフード
熟練した職人の手によって3mmの厚さに焼き上げられ、パリッとした軽い食感と口に広がる塩味が魅力の「オランダせんべい」。年間2億枚も生産され、東北地方を中心に大人から子どもまで幅広い年代に愛されているソウルフードです。原材料のお米は山形県庄内産のうるち米を100%使用。しょうゆ味の堅焼きせんべいが主流だった頃から60年以上変わらない味が、人気の秘密の一つとなっています。
ちなみに「オランダせんべい」という名前は、庄内地域の風景がオランダに似ていることと、この地方の方言で「“私たち”のせんべい」を表す「“おらだ”のせんべい」から「オランダせんべい」と名付けたんだそうです。
チーズに柚子こしょう……など。多彩なフレーバーが勢ぞろい
「オランダせんべい」は、定番の塩味のほかにチーズ味や桜えび味に柚子こしょう味など、ユニークなフレーバーも多数ラインアップ。老舗のこんぶ茶メーカーとタッグを組んで開発した限定品の「梅こんぶ味」やご当地ものとコラボした商品もありますよ。例えば、ずんだ餡をイメージした「ずんだ味」は、あまじょっぱさと枝豆の風味がたまらない一品。小腹が空いたときのおやつや晩酌のおつまみにもぴったりです。
イメージキャラクターのオランダちゃんが印刷されたパッケージもかわいく、配りやすい個包装タイプはお土産としても喜ばれます。出張や旅行など東北地方を訪れた際には購入してみてはいかがですか? 通販も行っているので、気になった人はさっそくポチっと注文してみるのもいいですね。
米の仕入れから包装・出荷まで。一貫製造がおいしさの理由
「オランダせんべい」を製造している酒田米菓は昭和26年創業。以来、お米にこだわったお菓子作りを続けています。そのこだわりは生産体制にも。全長約450m、工程全長約750mという長い工場で、お米の仕入れから商品の包装まですべて自社で一貫して行っています。各ラインごとに熟練した職人がいるので、いつ食べてもおいしいおせんべいが出来あがるんですね。
また、本社工場では、包装・出荷までの工程を見ることができる工場見学も開催。見学の後には、実際に自分でおせんべいを焼くせんべい焼き体験にチャレンジすることもできますよ。ほかにも、ここでしか買えない限定品を販売するショップも。ぜひ、家族や友達と遊びに行ってみてくださいね。
◆元祖うすやきせんべい 酒田米菓
住所:山形県酒田市両羽町2−24
電話番号:0120–54–6220