心が晴れる感動を独り占め。元秘境ツアー添乗員・とまこがすすめる、石垣のだあれもいない朝焼けスポット4選【連載14回目】その0

心が晴れる感動を独り占め。元秘境ツアー添乗員・とまこがすすめる、石垣のだあれもいない朝焼けスポット4選【連載14回目】

2017-10-29
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石垣島は秋以降に行くのもおすすめなんです。台風シーズンも観光客も落ち着いて、平均気温も23℃ほどと暖かい。そんな石垣島は、朝焼けも格別ですよ。春~秋に滞在し、よく朝の海に出かけて絶景を堪能しましたが、不思議なのはほとんど人に遭遇しないこと。そんな贅沢な時間をくれるビーチを4つご紹介します。

Text&Photo:とまこ

島北部の秘境感にしびれちゃう! 広々した「明石ビーチ」

島北部の秘境感にしびれちゃう! 広々した「明石ビーチ」
太陽が昇る30分ほど前から世界が赤く色づき始め、15分前にはピークを迎えます。いつも染まるわけではないけれど、その絶景に心が晴れ晴れしますよ。
「明石ビーチ」は、広々してダイナミック、とっても雰囲気のいい海岸です。でも島の南に位置する町からはだいぶ離れているからか、人とはまず会いません。市街地からは車で50分ほど北上します。辿りついた集落内にある「明石共同売店」すぐ近くの、五差路を東へ進んだ先に海岸の入り口となる藪の道が。そこを抜けると一面が海岸……。この秘境感がたまりません。
大きな太平洋から、さらに大きな太陽が生まれ出る様子は感動的!
心が晴れる感動を独り占め。元秘境ツアー添乗員・とまこがすすめる、石垣のだあれもいない朝焼けスポット4選【連載14回目】その2
この時はだいぶ潮が引いていました。潮の満ち引きで様子が違って見えるので、ぜひ何度でも通っていただきたいです。
また、石垣の海岸では記事のトップの写真にある、ピンクのかわいい花をよく見かけます。地を這うように咲いていて、心がふわっと和むのです。


◆明石ビーチ
住所:沖縄県石垣市伊原間340

潮が引くと、ポコポコした岩の海に! 表情豊かな「伊原間海岸」

潮が引くと、ポコポコした岩の海に! 表情豊かな「伊原間海岸」
明石ビーチより南に位置する「伊原間海岸」。こちらも「伊原間消防署」の横に海岸に抜ける藪道があるので、そこを通って行きましょう。日によっては、こんなに紫色の世界になることもあります。また、海の中に見える岩は、満潮時には見えません。毎日見せてくれる表情が全然違うから、毎朝ワクワク出かけるのです。
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北側の土地が少し海に張り出していて、変化のある風景を楽しめますよ。
これは夏の日の出。冬に向かうにつれて、海岸の正面方向から太陽が昇ってくるようになります。


◆伊原間海岸
住所:沖縄県石垣市伊原間

海岸向こうの山がかっこいい! 力強い風景の「伊野田海岸」

そもそも、初めて石垣で朝日を拝みに出かけた時、この光景に包まれてしまったから朝焼け巡りにハマりました。ちょっと信じられない色でしょう。夏の日の出の15分前です。雄大な山と大きな雲に力強さを感じます。市街地からは車で30分ほど、東側の道を北へ行きます。「いのだ幼稚園」の前の道を北へ30mほど進んだところに、東へ折れる小道があり、その先から3㎞ほど続くビーチです。
秋になると、だんだん水平線の真ん中から、ポンっと生まれ出るようになってきます。砂浜の幅は狭めで、上記二つのビーチとはちょっと違う雰囲気です。


◆伊野田海岸
住所:沖縄県石垣市伊野田

サンゴの岩・ビーチロックが荒々しくていい感じ!「白保海岸」

市街地から車でおよそ20分、新石垣空港から約5分で着く、白保の集落の中を東へ向かいます。海岸へ出る道はたくさんあり、街からも行きやすいのがいいですね。
このビーチは“北半球最大”と謳われる「アオサンゴ」が広がっているのも大きな魅力。これは干潮の朝の様子です。サンゴが岩状になったビーチロックが海岸に現れて、太陽と重なるとたまらなくかっこいい! 風景にアクセントがついて、写真を撮るのがまた一段と楽しくなりますよ。
浜には手のひら大の、波に削られて丸くなった白いサンゴがゴロゴロと。砂の海の情景とはまた違った感動が待っていてくれるのです。


◆白保海岸
住所:沖縄県石垣市白保

おわりに

海岸の朝の情景は、空の様子だけでなく、潮の満ち引きでも大きく変わります。毎朝違う光景をプレゼントしてくれるから、滞在中は体力の許す限りどしどし出かけていただきたいです。次回は石垣島のちょっとニッチな夕焼けスポットを5つ紹介します。

◆とまこ
明治大学在学中からバックパッカーとしてデビューし、卒業後は秘境ツアーコンダクターに。現在は旅作家&おしゃれパッカーとして本の執筆や講演、TV出演など多方面で活躍中。著書に『離婚して、インド」(幻冬舎文庫)、『世界の国で美しくなる!」(幻冬舎)など既刊12冊。2017年9月20日には新刊『台湾で朝食を 日常よ、さようなら!』(メディアパル)発売。

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