東京都の「 アーティゾン美術館」(旧ブリヂストン美術館)では、2021年2月13日(土)から5月9日(日)まで、「アーティゾン美術館」の新しいコレクションを一堂に集めて紹介する「Steps Ahead: Recent Acquisitions 新収蔵作品展示」を開催します。デュシャンやマティスなど、アート好きなら見逃せない作品がたくさん見られるのでぜひチェックしてみてください。
「Steps Ahead: Recent Acquisitions 新収蔵作品展示」
石橋財団「アーティゾン美術館」では、2021年2月13日(土)から 5月9日(日)まで「Steps Ahead: Recent Acquisitions 新収蔵作品展示」が開催されます。「アーティゾン美術館」に新たに収蔵された石橋財団の新コレクションが一堂に会するアートイベントです。
藤島武二の「東洋振り」、キュビスム、デュシャンとニューヨーク・ダダなど、「アーティゾン美術館」の今を見せてくれる20世紀初頭から現代までの美術、日本の近世美術などが展示される予定となっています。
キュビスムの画家たち
「Steps Ahead: Recent Acquisitions 新収蔵作品展示」の見どころのひとつは、キュビズムの画家たちの作品です。
20世紀初頭における最も重要な運動であり、抽象絵画の発生に関わるキュビスムの画家たちの作品としてピカソ、ブラックらの作品を展示するほか、新収蔵品のジャン・メッツァンジェの「円卓の上の静物」や、アルベール・グレーズの「手袋をした女」が展示されます。
また、石橋財団が近年注目しているオーストラリアの現代美術のなかから、オーストラリア先住民によるアボリジナル・アートが展示されます。
展覧会の構成
「Steps Ahead: Recent Acquisitions 新収蔵作品展示」には、キュビスムの画家たちの作品やオーストラリアの現代美術のほか、3つの見どころがあります。
ひとつは「第二次世界大戦後の絵画と彫刻」で、ジョアン・ミロの「絵画」やマルセル・デュシャンの「マルセル・デュシャンあるいはローズ・セラヴィの、または、による(トランクの箱)」、オノサト・トシノブの「朱の丸」など、戦後の日本、ヨーロッパ、アメリカの絵画と立体作品が展示されます。
もうひとつは「抽象表現主義の女性画家たち」で、リー・クラズナーやジョアン・ミッチェルなどの作品。そしてもうひとつは「芸術家肖像写真コレクション」として、19世紀から20世紀初頭の西洋の芸術家の肖像のヴィンテージ写真が展示されます。
「アーティゾン美術館」
「アーティゾン美術館」は、2020年1月18日に開館したばかりの新しい美術館です。
その前身は1952年に開館した「ブリヂストン美術館」で、日本近代洋画や印象派、20世紀美術などを数多く所蔵していましたが、新しくリニューアルしてからはさらに古美術や現代美術のコレクションも充実してきました。
1階にはミュージアムカフェ、2階にはミュージアムショップがあり、展示室は4階から6階の3フロアもあります
ガラス張りのモダン建築の中でさまざまな美術品を鑑賞できる新しい美術館となっています。
◆Steps Ahead: Recent Acquisitions 新収蔵作品展示
場所:アーティゾン美術館
会期:2021年2月13日(土)~5月9日(日)
営業時間:10:00 - 18:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(5月3日は開館)