温泉好きなら一度は行ってみたい愛媛・松山の道後温泉本館が暖簾の色も新たに営業を再開しました! まだ行けない人は、ぜひバーチャル背景で旅行気分を味わって、これからの旅に向けて気分を上げてみてくださいね。
道後温泉本館営業再開!
愛媛県松山市にある重要文化財にして人気観光スポットでもある道後温泉本館は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年4月18日から臨時休館に入っていましたが、6月19日から営業が再開されました。
西面の玄関棟前の日よけ幕も暖色系の赤を基調にしたものから、夏にふさわしい清涼感のある青系にリニューアルして新たな装いに。現在は大規模な保存修理の工事をしているので、今しか出会えない道後温泉本館の姿にも出合うことが出来ます。
バーチャル背景も配信
道後温泉本館は営業再開しましたが、遠くに住んでいたり、まだ出かけられないな……という人に向けて、少しでも旅気分が上がるサービスも開始。松山市が松山城と道後温泉本館のバーチャル背景を配信しています。バーチャル背景とは、オンラインカメラを使用するときに背景として使える画像のことで、オンライン会議や飲み会の時に使用すれば、部屋の生活感を隠しつつ旅気分を感じさせてくれるんです。
松山市のバーチャル背景は12種類あり、道後温泉の外観や今限定のプロジェクションマッピングの様子、浴場などのほか、道後商店街や四季折々の松山城の写真が用意されています。オンライン飲み会の背景に使えば、ちょっとした旅行気分に! ぜひ利用してみてください。
大規模保存修理工事
道後温泉本館は、2019年1月から保存修理工事が始まっています。もちろん営業は続けられていますが、重要文化財でもある公衆浴場を営業しつつ保存修理工事を行うのは全国でも初めての取り組み。前に改築したのは明治時代なので、125年の歴史を経て、令和6年末の完成を目指す重要な工事となっています。
保存修理工事中は、「道後REBORNプロジェクト」としてさまざまなコンテンツを展開。手塚治虫氏の「火の鳥」とコラボレーションし、ネイキッドによる道後温泉本館プロジェクションマッピング「道後温泉×ネイキッド MESSAGE-火の鳥、到来-」(毎日19時~21時30分、15分ごと、観覧無料)を開催中です。
道後温泉本館
道後温泉本館は、道後温泉を象徴する重要文化財であり、今でも現役の温泉共同浴場。ジブリの人気映画「千と千尋の神隠し」に出てくる油屋のモデルになったといわれている建物は、戦前に建てられた近代和風建築として見るだけでも価値があります。公衆浴場なので、気軽に訪れられるのも魅力です。
また、松山市といえば夏目漱石の小説「坊ちゃん」の舞台としても知られていますが、道後温泉本館も登場します。温泉旅館が立ち並ぶ、趣のある街並みは必見です。
◆道後温泉本館
住所:愛媛県松山市道後湯之町5-6
電話番号:089-921-5141
営業時間:6:00~23:00