『台北ミシュランガイド』のホテル部門で“最上級の快適さ”を意味する黒色4パビリオンを獲得した、台北六福萬怡酒店(コートヤード バイ マリオット 台北)。MRT(地下鉄)、台湾鉄道、高鐵(新幹線)、バスターミナルの四駅が結集する複合駅「南港」に直結というアクセスの良さだけでなく、滞在の快適さが高く評価されたことで、ますます注目度が高まっています。
台北の東部に位置する「南港」駅。台北六福萬怡酒店は、この駅ビルの7〜30階にあるデラックスホテルです。客室は465室あり、すべて窓がある開放感ある造り。
日中は気持ちのよい自然光が差し込み、夜は台北の夜景を望むことも。シンプルかつスタイリッシュにまとめられた室内には、無料のミニバー、宿泊者向けのスマホ、Handyの提供など、痒いところに手が届くサービスが用意されています。
また「Make Room For A Little Fun」というコンセプトのもと、ホテルのすべての空間に台湾の芸術家によるアートを配し、ときに斬新、ときに遊び心を感じさせる演出を凝らしています。エントランスロビーにある吳東勳のオブジェ「Bubble Man」は、その象徴といえる作品。この試みは、台湾の自然と文化の美しさを紹介するだけでなく、アーティストのプレゼンテーションの場にもなっていて、気に入った作品があれば購入することも可能。それは作家たちの創作の大きな励みになるはず。
3通りの調理法で食べ尽くすチェリーダックが話題
飲食環境の評判も上々。6時30分〜21時まで営業しているダイニング「敘日」、季節感ある飲み物やオリジナルカクテルが味わえる「The Lounge」、ベーカリーの「一礼烘焙」。
そして今回紹介したいのは、広東&香港式飲茶の「粵亮」のイチオシメニュー「粵式猴賽雷亮皮鴨(広東風ダック)」。花蓮で養殖された3kgもの櫻桃鴨(チェリーダック)を手間隙かけて調理し、パリッパリの皮に焼き上げた逸品です。ダックの皮を包むクレープは、ホテルのある南港区に多く生育しているモクセイを練り込んだもの。ダックの香ばしさに加え、ほのかな花の香りが口に広がり、これまでにない味わいが楽しめると評判です。ダックの肉の部分はピザのトッピングとして、また野菜炒めとして供されます。シェフが3か月の歳月を費やし、試行錯誤の末に完成させた渾身の作。部屋の予約と同時に、こちらの予約もぜひ(四人前2,680元+10%)。
満足度は格付け以上、あなたもきっとリピートしたくなる
今年のミシュランの評価は4パビリオンながら、実感的には五つ星級のサービスを誇る「台北六福萬怡酒店」。デラックスホテルでありながら、スタッフがとてもフレンドリーなのも好感度大。このホテルを活用し尽くせたなら、忘れがたい充実の旅となること請け合いです。
◆台北六福萬怡酒店
住所:台北市南港區忠孝東路七段359號
電話:+886-2-2171-6565