《体験レポ》豪華客船で巡るベトナム旅 Vol.1～船上でのエレガントなひと時～

まずは香港チムシャツイのオーシャン・ハーバーに寄港した豪華客船、シルバー・シャドーにチェックイン。レセプションでパスポートを預けると、カードキーを渡され、さっそく専属バトラーが待つ6階の客室へと案内されます。

客室はすべて海を望み、ゆったりとした大理石のバスタブを備えるスイート仕様。テラスのついた部屋にはすわり心地の良いソファーセットが置かれ、クーラーに冷えたシャンパンとグラスが用意されています。旅の荷物の整理は専属バトラーに任せ、さっそくシャンパン片手にテラスに出て潮風を受け、まさに極楽気分！

夕闇がせまったころ、汽笛をならして船が港を離れていきます。次の寄港地、翌々日朝8時着のハロン湾まで1泊2日の洋上タイム。多忙な日々を忘れてのんびり船上ライフを満喫したいものです。

クルーズのハイライトはなんといっても食事なんです。

クルーズ客船のなかでも、そのクオリティに定評のある「シルバーシー・クルーズ」のレストラン。チップも含まれるオールインクルーシブなので、支払いを気にせず望むままに美食を堪能することができます。メイン・ダイニングの「ザ・レストラン」ほか、バラエティ豊かなレストランが4か所あり、吟味した食材での豊富なアラカルトメニューに、シャンパンも含めてドリンク類は嬉しいフリーフロー。ルームサービスも可能なので、部屋のテラスでの朝食やランチもクルーズならではの優雅なひと時を過ごせます。

朝、目覚めたら「ラ・テラッツァ」のブッフェからクルーズの1日がスタート。何種類ものフレッシュジュース、多種のハムやチーズ、パンやフルーツを彩りよくお皿に盛り合わせ…。空と海が重なる水平線を眺めながらの朝食は、気分も高揚します。

海の上とはいえ、退屈している暇はありません。

午前中はまだ人の姿もなく、プールは独り占め状態。ひと泳ぎして、プールサイドでデッキチェアに身を投げ出せば、すぐにタオルを持ってドリンクのオーダーをとりにきてくれます。しばらく水平線を眺めながらの読書タイム。グリルで焼いてくれるジューシーなハンバーガーをビールとともに、そのままプールサイドで軽いランチに。

午後は旅の疲れを癒しに「ザ・スパ・アット・シルバーシー」へ。フェイシャル、ボディケアの施術には英国の高級エステ専門化粧品のエレミスが使われています。ネイルやヘアサロンも併設されているので時間を気にせず美に磨きをかけることができるんです。

お楽しみのディナーは「ル・シャンパン」で本格フレンチ。

クルーズ客船では唯一、「シルバーシー・クルーズ」のみが、世界的権威を誇るホテルとレストランの会員組織、ルレ・エ・シャトーのメンバーなんです。このレストランは、別料金になりますが、ワインも特定銘柄のセレクションがあり、シックな雰囲気のなか、フォアグラ、オマール、キャビアなど贅沢な味わいを堪能できました。

ごちそうのあとはフォーマルなドレスに身を包んでダンスパーティへ。豪華客船ならではのセレブな雰囲気に包まれた夜がふけていきます。そんな華やいだ気分のまま、世界の王室御用達ブランド、イタリアのプラテージ製のリネン、羽布団に包まれて極上の眠りにつきました。

（2016年12月28日公開予定のVol.2へ続く）

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